セラピーモデルガーデンの植物たち(春夏編) ~ガーデンセラピー実践編~

2020年06月01日

みなさんこんにちは! 浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーコーディネーター1級の知識と経験を詰め込んだモデルガーデンが、お店の打ち合わせスペース前に完成しました!

前回は、ビズガーデニングが考える「セラピーガーデンのあり方」に沿って、モデルガーデンの概要をご紹介しましたが、今回は、セラピーガーデンの主役ともいえる植物について詳しくご紹介します。

植物には五感(視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚)すべてを刺激する要素が含まれていて、脳や身体の健康維持にはとても重要な存在となります(詳しくは前回のブログをご覧ください)。

ビズガーデニングでは、春夏秋冬、どの時期でも何かしらの花や実が楽しめ、しかもそれらが薬効高く、そばにいるだけで健康効果が期待できる植物たちを厳選して植えています。

まずは春の植物たち。
写真はサクラです。「え? 庭にサクラ?」と思った方もいらっしゃるかと思います。
一般的にサクラは大木になり、しかも剪定を嫌うので、校庭や土手など広いところにしか植えられないというイメージがあります。
でもこの桜は「天の川」という品種で、枝が垂直に伸びるので、狭い庭にも植えられるのです。
日本人にとってサクラは特別な花ですよね。それぞれがサクラにまつわる様々な記憶や思い出を持っているかと思います。
更にサクラの花には、ストレスホルモン軽減やアンチエイジング効果のある香り成分が含まれています。
視覚と嗅覚によって脳機能を活性化させる大変すばらしい植物のひとつなのです。

モデルガーデンには、サクラのほか、クロモジ、ライラック、カラタネオガタマ、そして写真のハナイカダなど、春を代表する植物を多数植えています。
このハナイカダは、葉の真ん中に花を咲かせる、とても面白い植物です。

雌雄異株で、メスの木には実がなります。今現在(6月1日)は緑色ですが、盛夏のころには黒く熟します。
今から楽しみです。

次に夏の植物です。
写真はラベンダー。アロマセラピーの分野では、代表的な植物ですね。
アングスティーフォリアという品種(一般的にはイングリッシュラベンダー・真正ラベンダーともいわれています)の主な香り成分は酢酸リナリルやリナロールなどで、不眠・頭痛・火傷・うつ・ストレス・高血圧・便秘・更年期障害など、様々な症状に効果があります。
まさにセラピーの花形的存在です。

一方こちらは、同じラベンダーでもストエカスという品種(フレンチラベンダーともいわれています)で、薬効が全く異なります。
主な香り成分はフェンコンやカンファーなどで、脂肪溶解作用がありダイエットに有効です。ただし筋肉弛緩作用や粘液溶解作用などもあるため、生の植物なら問題ありませんが、濃縮されたアロマオイルは使用に注意が必要です。

その他、夏の植物としてはクチナシ、ギンバイカ、セイヨウニンジンボク、そして写真のフェイジョアなどを植えました。
フェイジョアの白い花ビラはシナモンのような香りがして食べられます。秋になる実も甘酸っぱくておいしいです。

次回は秋冬に楽しめる植物をご紹介します。

 

「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」

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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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