~社長ブログ~まるでブラタモリ!富士山北麓・樹海の中のみちくさ体験!

2018年09月02日

お庭と外構を美しく快適にするビズガーデニング株式会社、社長の浅野栄二です。アイコン 社長

昨日は研修で富士山北麓の樹海に行ってきました。

富士山雪景色

9月になったばかりなのに、もう雪景色の富士山・・・!?

富士山曇り空

いえいえそれは看板の写真!
台風が来る前のどんよりとした曇り空の中での研修となりました。
でも暑くもなく寒くもなく、雨もたまにパラパラっと降るくらいで、逆に過ごしやすい天候でした。

みちくさ部長1

で、何の研修かというと、
Pisca-Piscaさん主催、「みちくさ部長・佐々木知幸さんと行く富士山北麓みちくさ~樹海のキワ編~」。
樹木医&造園家&ネイチャーガイドと多才にご活躍中の佐々木知幸さんによる、樹海の植物生態を学ぶツアーです。
佐々木さんは「散歩で出会うみちくさ入門」という本の著者でもあり、頭の中に植物図鑑が1冊丸ごと入っているすごい植物博士です。
「これは○○科の△△という草です。××科の□□草に似てますが、☆☆の部分が違うので見分けられます。乾燥に弱いので、こうした苔の生える場所に群生します。」という感じで、歩きながら次々と現れる草を解説してくれるのです。
まさに神です。私のビジネス用カバンに内緒でこっそり入れておきたいような方です。

で、今回は「樹海のキワ」編。1100年前に溶岩が流れた跡にできた植物生態と、溶岩を免れた古い植物生態の境目、つまりキワに立ち、その違いを観察しようという研修なのです。
実は去年ブラタモリでも同じ場所で同じ内容を放送していたので、私も期待に胸を膨らませて参加したというわけです。

樹海溶岩

ここは溶岩が流れた場所です。
1100年の間に少しずつ植物が増え枯葉や土が堆積してきましたが、まだまだ表土のすぐ下は溶岩です。
過酷な環境でも耐えられるツガやヒノキがなんとか成長できる程度です。

みちくさ部長2

一方、こちらは溶岩を免れた高台部分。太古からの豊かな大地に守られて、巨大なブナの林が広がっています。
皆さん学生時代に「遷移」というのを学んだはずですが覚えていますか?
山火事や溶岩流出、あるいは宅地開発などで生まれた裸地には、まずコケや地衣植物が生え、その後に草が生え、低木が生え、マツなどの陽樹が生え、最後はブナなどの陰樹の森になって安定する(極相)というアレです。

樹海キワ

ここが、タモリさんも立ったキワです!
右手前が溶岩を免れた太古から続くブナの極相林、左奥が溶岩によってリセットされた成長途中の針葉樹林です。
右と左で、葉の色や明るさや地面の状態が違うの分かりますか?

こうして改めて植物を観察してみると、植物はそれぞれ適した環境というのがあって、自分の環境に合わなければ生きていけないということを、今さらながら思い知らされました。
個人の庭での植栽作業に置き換えてみると、例えば陽当たりの良い西側にヒメシャラを植えても、乾燥に弱いのでいずれ枯れてしまうということや、肥沃な土壌を必要とするバラをやせ地に植えてもうまく育たないということです。当たり前のことですが、目の前の自然を観ながら生育環境の重要性を再確認しました。
「お客様の希望だけどなんとかなるかな?」という甘い考えは持たない方が良いということですね。
結局お客様に迷惑をかけることになりますから。

ちなみに私の場合は、お酒の無い生育環境では生きていけません。
しかしメチルアルコール以外なら、ビールでもウイスキーでもチョコレートボンボンでも何でもOKというキャパシティーの大きさが特徴ですので、皆さんよろしくお願いします。(何をお願いしてる!)

精進マウントホテル弁当

で、お昼はホテルのレストランでランチ!
新聞でも紹介された有名な料理だそうです。

溶岩から揚げ

なんと溶岩そっくりの溶岩から揚げ! 食用の炭を絡めてるそうです。
大変美味しいランチでした!
こちらを召し上がりたい方は、精進マウントホテルまでどうぞ!
また、樹海ツアーに興味がある方はPisca-Piscaさんまでお問い合わせください!

ブラタモリに出演しているような、本当に楽しい研修でした!
主催者の池田さん、講師の佐々木さん、ご参加の皆さん、ありがとうございました!

 

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