ガーデンセラピーとは? その3 ~未病について~
2017年12月29日
ガーデンセラピーコーディネーター1級・ガーデンセラピストの浅野栄二です。
皆さん「未病」という言葉、ご存知ですか?
西洋医学における健康観は「健康」か「病気」かどちらかしかありません。
したがって、病気と診断されない限り、治療を受けることができません。
一方東洋医学では、「健康」と「病気」の間にある、
なんとなく具合が悪いのだけど、検査では異常なしといわれてしまう領域を
「未病」と位置づけています。
膨大な医療費が問題になっている現在、
この「未病」という概念が、日本だけでなく世界の国々でも注目されているのです。
つまり本格的な病気になる前に、自分で予防し健康を維持しようという考え方です。
その中心となるのが漢方や鍼灸、自然療法などで、
その自然療法の中にガーデンセラピーが位置付けられています。
例えば、高血圧の人が芝生やラベンダー畑で休息すると、血圧が下がることが実証されています。
おもしろいことに、低血圧の人が芝生やラベンダー畑で休息すると、今度は血圧が上昇することも分かっています。
病院で処方される降圧剤は「対症療法」なので、低血圧の人が飲んだら大変なことになってしまいますが、
自然の中で自己治癒力を高める「原因療法」ならば、高血圧の人にも低血圧の人にも効果があるのです。
人は知らず知らずのうちに自然や庭から計り知れない恩恵を受けて生きているんですね。
これまでお庭というのは、
家を建てて余った敷地につくる嗜好品みたいなイメージがあったと思います。
しかし違うのです。
高齢化社会が進み、IT社会が複雑化して病気やストレスに満ち溢れている今の日本人にとって、
お庭は病気を未然に防ぐ重要な場であり必需品なのです!
次回はガーデンセラピーの5つの療法についてお話しします!
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーが目指すもの~」はこちらから
「ガーデンセラピーとは? その2 ~社会背景について~」はこちらから
「ガーデンセラピーとは? その4 ~芳香療法前編~」はこちらから
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