人工木材豆知識
2011年01月15日
外構エクステリア&ガーデンデザインのビズガーデニング株式会社
社長の浅野栄二です
前回は天然木材についての豆知識でしたが、
今回は人工木材についてお話しさせていただきます。
正直言って、
人工木の人気はかなり高いです
ウッドデッキではほとんどが人工木、
目隠しフェンスでも7~8割は人工木で施工させていただいております
人気の理由はやはりメンテナンスフリーという点でしょう
腐らず、シロアリにやられず、変色もしにくいので、
設置後はほとんどなんにもする必要がありません
でも欠点だってちゃんとありますので、
今日はその辺のお話を、
人工木の種類ごとにしようと思います。
人工木は大まかに3種類に分類されます。
1つ目は人工+天然ミックス素材。
廃プラスチックと廃木材の粉末を練りこんで成形したもので、
三協立山アルミのひとと木や新日経のファインステージⅡなどがこれにあたります。
主にデッキ材として使われますが、フェンスも販売されています。
メンテナンスフリーである点、廃材を利用している点は評価できますが、
こちらの欠点は熱に弱く、傷がつきやすいこと。
デッキとして使用する場合には、
タバコの火やBBQの炭などに気をつける必要があり
土足での使用も控えたほうがよいでしょう。
2つ目は完全プラスチック素材。
廃材または新品の樹脂で本物の板のように作られています。
ディーズガーデンのアルファウッドやF&Fのマイティーウッドなどがそうです。
主にフェンス用の板として使われています。
こちらの欠点は気温による製品の伸縮が激しいことです。
でも、説明書通りにちゃんと伸縮分を計算して設置すれば、
使用上全く問題はありません
3つ目はアルミ+ラミネート素材です。
タカショーのエバーアートウッドやTOEXのデザイナーズパーツなどがこれにあたります。
アルミ形材に木目などのシールを貼り付けたものですが、
業務用ですから簡単には剥がれません。耐久性抜群です
強度もありますので、板材のほかパーゴラの柱などにも利用されます。
こちらの欠点は、アルミ形材の宿命ともいえる切り口のお粗末さです。
プラスチックのキャップをして切り口を隠しますが、
どうしてもリアルさに欠けてしまいます
以上、人工木にもそれぞれに長所短所があります。
使用目的、使用場所、使用方法に合わせて、
最適なアイテムをご提案しておりますので
興味のある方はお気軽に当社へご相談ください。
お待ちしております
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