図面作成料を頂戴する理由
2020年10月11日
こんにちは。ビズガーデニング㈱の浅野栄二です
今日は図面作成料についてお話しします。
エクステリア業界としては「きちんと図面作成料をもらいましょう」という掛け声がかかっているものの、実際にはまだまだ無料の業者さんが多いようです。
当社でもたまに「他の業者さんは図面はタダですよね。」と言われます。
当社では、CAD図面を作成する場合は「図面作成料」として30,000円(税別)頂戴しています。
手描きの場合は10,000円(税別)頂戴します。
これは、万一ご契約にならない場合でも頂戴しています。
「図面作成料」と言っているのは、
” 作成するための人件費がかかるから ” ということが、
分かりやすく伝わるかな、と思っているからですが、
本来は「設計料」+「図面作成料」なのです。
この「設計料」の部分はなかなか理解できないかもしれませんね。
まず、設計するためには以下の経費がかかります。
1、測量機器・カメラ・CADソフト等使用料
2、交通費
3、人件費
次に、設計するためには以下の点が重要です。
1、各種法律に則っているか
2、安全か
3、美しいか
4、使い勝手は良いか
5、お客様のご要望を最善の方法で具現化しているか
つまり、設計に対する責任です。
各種資格を取得するために多額の費用と時間をかけています。
また、お客様のご要望や土地の条件などを勘案してオーダーメイドで最善の設計をいたしますが、
そのためには長年にわたる知識と経験の積み重ねも必要なのです。
当社では、図面作成のご依頼からご提案までの期間、
「これはお客様にとって本当にベストな提案なのか。」を
金額、使いやすさ、価値観などの観点から何度も何度も検証し、手直ししています。
時には社内で白熱の議論になることもあります。
ただ目に見える「図面」にはそんなことは描いてありませんので、
ご理解、というより、そういう事実があることすらご存じない方も多いと思います。
また、図面作成代行業というものもありますし、図面は描ける技術さえあれば誰でもできるものと思われがちです。
「こちらの要望をただ図面に描いただけでしょ」、という方もおられると思います。
ですが、このように「設計」には、多くの 時間 と 知識 と 経験 と 熱意 が入っているということをご理解いただきたいのです。
設計にはその会社のノウハウのすべてが盛り込まれていて、決してタダ同然のものではないということを、そのために当社では図面作成料を頂戴しているということを、どうか、ご理解いただければ幸いです。
また業界では、どこかの業者さんが作った図面を、別の業者さんが「ウチで安く工事しますよ」と言って請け負っていることもいまだにあるようです。
実際に当社で作ったプランとそっくりの庭が、いつの間にか他社さんに施工されていたこともあります。
熱意をもって図面を作成し、提案し、喜んでいただき、さらに修正を加えて図面が完成した途端、
ぱたりと音信不通になったら・・・。
正直、金銭的なダメージよりも、心が深く傷つきます。
どうか、図面を安易に他社に渡さないでいただければと願っています。
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