私の趣味 ~分水嶺めぐり~
2023年10月23日
今回は私の3番目の趣味「分水嶺(ぶんすいれい)めぐり」を紹介します。
分水嶺ってなんだかわかりますか?
山に降った雨は、尾根や峠を境にしてあっちとこっちで別々の川になって流れていきます。
その流れる方向の境目を分水嶺といいます。
特にあっちは日本海へ、こっちは太平洋へ、という分水嶺を「大・分水嶺」といいます。
普通は尾根に沿って川はないので、実際に水が2方向に分かれて流れる姿はほとんど見ることができませんが、日本に4か所だけ(たぶん笑)、それを見ることができる大分水嶺があるのです。
その4か所をご紹介します。
~堺田(さかいだ)分水嶺~
山形県最上町の堺田駅前にある大分水嶺です。駅前と言っても無人駅で人はほとんどいません。小さな鳥居をくぐった小川の水は、右に流れると旧北上川を経て太平洋へ、左に流れると最上川を経て日本海へ行くのです。そして、いつか大海原のどこかで再会を果たすのです。
~善知鳥峠(うとうとうげ)分水嶺~
長野県塩尻市の善知鳥峠にある大分水嶺です。背後の山から川の水を引いた池があり、右に流れると天竜川を経て太平洋へ、左に流れると信濃川を経て日本海に行きます。石垣の上は中山道の裏街道である旧伊那街道が江戸時代の姿のまま残されています。歴史とロマンを感じます。
~ひるがの高原分水嶺~
岐阜県ひるがの高原にある大分水嶺です。向こうから流れてきた水が右手前に流れると庄川を経て日本海へ、左手前に流れると長良川を経て太平洋に行きます。川の流れは人生そのもの。右と左どちらを選ぶかで未来が変わるのです。ふと自分の人生を振り返ってしまいます。
~谷中(こくちゅう)中央分水界~
兵庫県丹波市にある大分水嶺です。ここは尾根ではなく平地なので、正式には中央分水界といいます。右に流れると加古川を経て瀬戸内海から太平洋へ、左に流れると由良川を経て日本海へ行きます。
分水嶺(分水界)を訪れると、ロマンチックな気分になると同時にこれまでの自分の人生を振り返ることにもなり、反省しつつも何だか晴れやかな気持ちになります。皆さんも分水嶺を訪ねてみてはいかがですか?
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