分水嶺散策でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~
2020年10月18日
みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二です
ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。
今回は山形県最上町堺田駅前にある「分水嶺」でのセラピー体験をご紹介します!
みなさん、「分水嶺(ぶんすいれい)」ってなんだかわかりますか?
山に降った雨は、尾根を境にしてあっちとこっちで別々の川(水系)になって流れていきます。
その水の流れる方向の境目を分水嶺といいます。
でも普通は尾根に沿って川はないので、実際に水が2方向に分かれて流れる姿はほとんど見ることができません。
しかし、ここ堺田駅前にある分水嶺は、奥羽山脈の尾根でありながら奇跡的に平坦地なので、全国的にも大変珍しい、流れが分岐する姿を見ることのできる分水嶺なのです。
しかも!2方向に別れた水はそれぞれ日本海と太平洋に注ぎ込むという、「大・分水嶺」なのです!
ロマンを感じます! 興奮してきます!
はい、もったいないのでちょっとジラしてます(笑)
まず、ここ堺田駅はJR東日本陸羽東線の無人駅で、とてものどかで静かでひとけが無く、ちょっと寂しいところです。
で、そんな駅の目の前にあるのがこの分水嶺なのです!
ついに公開します!
じゃじゃ~ん!
ここが堺田分水嶺です!
平日ではありましたが、全く人がいません。
こんなにロマンがあるにもかかわらず、皆さん分水嶺に対して全然関心がないようですね(怒)
私は初めて見て、一人で感動して興奮していましたが、しばらくして落ち着いてくると「え?これだけ?みやげ屋もないの?」とその素朴すぎる光景に改めてビックリ!
でもそのおかげで、この感動世界をたっぷりと堪能することができました。
鳥居の下を流れてきた水は、左に行くと最上川を経て日本海へ、右に行くと旧北上川を経て太平洋へ。
ここが、その果てしない旅路の分岐点なのです。
でもいつの日かきっと、どこかの大海原で再会を果たすのです!
ああ、ロマンチック!
人間に例えると、入学とか、就職とか、結婚とか、まさに人生の岐路にあたるわけです。
思わず自分のこれまでの人生を振り返ってみましたよ!
そして、いろいろあったけどすべての分岐点で間違いはなかったなあと。
ていうか、何度も道を間違えて山中をさまよい歩いたけど(笑)何とか乗り越えてきたなあと。
いろいろあったけどいい人生だったなあと。
とにかくこれからもクヨクヨせずに前向きに生きていこうと・・・。
それから、これまで出会えた多くの方々にも改めて感謝をしました。(えらい!)
美空ひばりさんの歌にもありますが、川の流れはよく人生に例えられますよね。
山からしみだした水滴が小川になり渓流になり、いくつもの支流と合流して大河になり、まわりに様々な恵みや災害をもたらしながらやがて海へ・・・。
人生そのもの。ああ、ロマンチック!
ちなみにこの分水嶺の上流はこんな感じです。
広々とした耕地が広がっていました。
今度またここに来て、この小川の源流を探し、そこから日本海への旅路と太平洋への旅路をそれぞれ辿り、この川の人生がどんなものなのか、体験してみたいと思いました。
緑や水のある場所でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。
*視野いっぱいの緑がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドが血圧を正常化させ免疫力を高める
*歩くことで適度な運動になる
*道端の花や虫など、小さな驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*その地域の歴史や文化や自然に触れ学ぶことで、脳が活性化される
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。
緑と水に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」
一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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