キレイな庭よりも、そこに住む人が元気で笑顔になれる庭を! ~ガーデンセラピー実践編~

2019年04月28日

みなさんこんにちは! 浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーセミナー風景

かなり前になってしまいましたが、4月11日に幕張メッセで行なわれた、エクステリア☓ガーデンエキシビジョン2019(EXG2019)にて、日本ガーデンセラピー協会理事で千葉大学大学院園芸学研究科准教授の岩崎寛氏がセミナーを行ないましたので、私も参加してきました。
セミナーのテーマは「植物のセラピー効果に学ぶエクステリア&ガーデンの提案」。
植物は人を健康にしてくれるので、お庭に植物を植えましょう! といくら言っても、植物の何がどのように人を健康にしてくれるのか、その根拠が分からないと説得力が出ませんよね。
その辺を大変分かりやすく説明していただきました。

要約すると次のようになります。

*ラベンダー畑や芝生の上で5分休憩するだけで、高血圧の人は血圧が下がり、低血圧の人は血圧が上がり、それぞれ正常値に変わる

*机の上に花瓶や植木鉢を置くなど、視界の中に植物を入れるだけで、唾液中のストレスホルモンが低減する

*このように身の回りに植物があるだけで、ただそれだけで人は健康体に近づいていく

*ただし、植物が病気を治すわけではなく、病気の原因となる心的・身体的ストレスを軽減する効果があるということ

*もともと人には、病気やケガを自分で治す「自然治癒力」が備わっているが、植物と共生することでその力をより高めることができる

*人は身の回りから緑(自然)を排除して文明社会を築いてきたが、心の病気が増加している今こそ自然と共生する必要がある

*職場には気分転換・集中力アップ・やる気アップが期待できる植物を中心としたガーデンをデザインしよう

*家庭にはストレス低減・鎮静効果のある植物を中心としたガーデンをデザインしよう

*植物の選定は型にはめず、使う人が好きなもの、使う人にとって良いものを選ぼう

*五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)を刺激する庭を作ろう

*観る庭から関わる庭へ~花壇や菜園で積極的に植物と関わろう

*キレイな庭よりもそこに住む人が元気で笑顔になれる庭を作ろう

*笑顔が生まれてこそ良いセラピーガーデンになる

やはり、研究者による根拠(エビデンス)に基づいたお話は説得力がありますね。
今後のデザインに役立てていきます。
岩崎さん、ありがとうございました。

 

「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」

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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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