フォッサマグナ散策でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~

2020年11月10日

みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。

今回は、山梨県の「フォッサマグナ」でのセラピー体験をご紹介します。
チョット(というか、かなり)マニアックですがお付き合いください!

みなさん、「フォッサマグナ」ってご存知ですか?
日本列島を東西に2分する大地裂帯で、1875年に発見したドイツの地質学者エドモンド・ナウマンが「地球上に、二つとこのような地殻の裂け目があるだろうか!」と感動し命名しました。
フォッサFossa(割れ目)+マグナMagna(大きい)=大地裂帯という意味です。

紅葉が美しい11月3日。
中央道須玉インターから車で1時間くらいでしょうか。
案内標識もない、険しく細い山道をひたすら走り、ようやくたどり着きました。

まずは吊り橋を渡り・・・

大自然が造った、美しい苔むした石庭を楽しみながら・・・

また、ほとんど土のない大岩の上で生きる木々の力強さに驚きながら・・・

15分くらい歩くとフォッサマグナの案内板が。

看板によると、赤い帯状の部分がフォッサマグナで、意外にも数10kmから100km以上の幅があるようです。
そして、この帯状のフォッサマグナの西端が、かの有名な「糸魚川~静岡構造線」なのだそうです。

じゃじゃーん! これです! これがフォッサマグナです!
どこがフォッサマグナかわかりますか?

なんと、ここには2400万年前より古い西南日本の海底の堆積岩に、1400万年前の甲斐駒ヶ岳の深成岩が貫入して上昇し、2400万年より新しい東北日本の海底の堆積岩にのし上がっている(?)という、よくわからないけど世界第一級の大断層として大変貴重な場所なのです!

地層図を写真に示すとこうなり・・・

実際の眺めがこれです。
明らかに岩の色が違いますよね。
この黒と白の岩の境目が、あの糸魚川~静岡構造線なのです。
地質学的にはここが西日本と東日本の境目なのですよ!

前々回の当ブログで、川の水が日本海と太平洋に分かれる「分水嶺」について書きましたが、今回は大地が西日本と東日本に分かれる「大断層」。
はるか昔から続く地球の営みを垣間見ることができ、大地のロマンを感じることが出来きました!
感激です!
崖のすぐ下を流れる川の音がとても心地よかった・・・

山でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。

*視野いっぱいの緑がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドが血圧を正常化させ免疫力を高める
*歩くことで適度な運動になる
*素晴らしい景色や道端の花・虫など、驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。

緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?

 

「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」

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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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