森林浴をしただけで血圧が148から124に!~ガーデンセラピー実践編~
2019年08月28日
みなさんこんにちは! 浅野栄二です
森林浴をすると、森林の樹木から発散されるフィトンチッド(a-ピネン、リモネン、1.8-シネオールなどの成分)によって、ストレスホルモン「アドレナリン」が低減したり、血圧が正常値に戻ったり、ガン細胞を殺すNK細胞が活性化したり、血糖値が下がったり・・・様々な健康効果があることは、これまでにもブログで紹介してきました。(過去のブログ「ガーデンセラピーとは? その6 ~森林療法~」はこちらから)
ただし、これらは様々な研究者が科学的・医学的エビデンス(根拠)に基づいて発表された情報ではありますが、私が自分で調査したものではありません。
正直「ホントかなあ・・・」という気持ちが多少ありました。
そこでこの度、自分の身体で森林浴効果を実証するべく、長野県の木曽地方にある、「赤沢自然休養林」に行ってきました!
ここは、昭和44年に日本で初めて「自然休養林」に指定された場所で、森林浴発祥の地です。
そして伊勢神宮の社殿材料を提供している、木曽ヒノキ産地の本場なのです。
さらに、鉄道ファンやチビッ子にはたまらない森林鉄道もあります。
昔使われていた車両も展示されていて、鉄道オタクではない私でさえも、もうワクワク気分になってしまいました!
敷地内には「森林資料館」もあり、林業の歴史や森林浴の効果などが学べるようになっています。
このイラストは、樹木別フィトンチッド量のベストテンです。
やはり針葉樹が多いですね。この中で個人の庭に植えられそうな木はニオイヒバですね。
今後のセラピーガーデン設計の参考にさせていただきます。
フィトンチッドは樹木だけでなく、ヒマワリやオオムギなどからも発散されています。
まわりの雑草の成長を阻んだり、虫や菌を殺したりしているそうです。
勉強になります。
さて、いよいよ本題の実証実験です。
森林浴効果は、前述したように、ストレスホルモン「アドレナリン」の低減、血圧の正常化(高血圧の人は下がり低血圧の人は上がる!)、ガン細胞を殺すNK細胞の活性化、血糖値の低下などが公表されていますが、医師でも研究者でもない私が調べられるのは血圧だけです。
そこで、家庭用血圧計を持参して森林浴血圧測定実験をしてみました。
上の写真は家を出て高速道路を運転している時(もちろんパーキングで停車中)の血圧です。
148もあります。私、高血圧なのです。
で、こちらは高速を降りて、のどかな山道をしばらく走り、ヒノキの香りが車の中にも漂ってきたころの血圧です。
運転中で緊張しているにもかかわらず、結構下がってきました。
自然豊かなエリアに入って、嗅覚や視覚などが反応しただけでこれだけ下がるんですね。
そして、赤沢自然休養林の中のこんなところや、
こんなところを散策し、
緑の中でヒノキの香りをいっぱいに吸い、野鳥やセミや小川のせせらぎの音に包まれ、様々な植物に触れながら、視覚・嗅覚・聴覚・触覚を十分に刺激して血圧を再び測りました。
じゃーん!
124です。上は正常値になりました!
下も何時間か滞在すれば正常値になりそうな予感です。
やはり、森林浴は効果がありました!
今回実験はできませんでしたが、アドレナリンの低下も、NK細胞の活性化も、血糖値の低下も、研究者の発表しているデータは正しいことが推測されます。
森林浴の健康効果が実証されましたので、今後は家庭のお庭においても、自信をもって樹木の健康効果をお話し、緑豊かなお庭を提案していきたいと思います。
ちなみに、ビズガーデニングでは、木曽ヒノキの精油をブレンドしたアロマバスソルトのほか、様々なアロマ製品を販売しています。
興味ある方は、ぜひ店頭で香りを体験してみてくださいね。
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」
一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
ビズガーデニング株式会社は日本ガーデンセラピー協会の法人会員です。
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