日比谷公園でセラピー体験! ~ガーデンセラピー実践編~
2020年01月16日
みなさんこんにちは! 浅野栄二です
これまでは、私の好きな神社でのセラピー体験をご紹介してきましたが、今回は舞台を公園に移したいと思います。
東京を代表する公園、日比谷公園です。
今までに何度も訪れていましたが、今回は改めて隅々までしっかり観察しながら歩いてみました。
ここは幕末までは、松平肥前守などの屋敷地でしたが、明治時代に陸軍の練兵場となり、その後公園として整備されたそうです。
100年以上の歴史があり、園内のいたるところに、開園当時の面影があります。
これは鶴の噴水。
日本で3番目に古い噴水で、明治38年頃のものだそうです。
今も現役です。
これはなんだかわかりますか?
中央に水飲み用の丸い吐水口がありますが、飲むにはまわりの柱が邪魔ですよね。
実は、これは馬用の水飲み場なのです。
当時は馬が主要交通手段だったので、公園の中にもこのような馬用の設備があったんですね。
さてさて、ここからはガーデンセラピー的に「五感」をテーマに解説していきます。
まずは「視覚」。
公園と言えば花壇ですが、ここ日比谷公園にもたくさんの花壇があります。
今は時期的に寂しい感じではありますが、こうして花が植えられているのを見ると、やはり癒されたりワクワクしたりしますね。
こちらはイチョウの大木。
公園ができる前からすでに大木だったようで、公園開設の際に他の場所から移植されたそうです。
この樹の下に立っただけで、心も身体も癒され、清められそうな気がしてきます。
人は美しいものを見て感動すると、幸せホルモン「オキシトシン」が分泌されて、ストレスが軽減され、免疫力が高まります。
公園内の歴史的建造物などを観てもオキシトシンが出てきますので、ただ歩くだけでなく、できるだけ施設も観て回りたいものです。
続いて「聴覚」。
ここには様々な野鳥がいるようで、いろいろな鳴き声が聞こえてきます。
また、池や噴水などの水の音も、心が洗われるような心地よさがありますね。
公園では美しい音にも触れて、オキシトシンをいっぱい出しましょう。
ロウバイの花が咲いていました。
とてもいい香りです。
「嗅覚」は五感の中で最も本能に近いといわれています。
食べられるものと毒のあるものを嗅ぎ分ける能力は生死に直結するからです。
そのためか、認知機能が弱まっていっても、香りの記憶だけは最後まで残るそうです。
脳の健康を保つために、嗅覚の刺激はとても大切なのです。
皆さんも花を見かけたら、ぜひ「くんくん」して香りを楽しんでみてくださいね。
立派な石や立派な大木を見ると、私は必ず「なでなで」してしまいます。
まるで子供のようです。
でもこの手からの刺激、つまり「触覚」も、脳の機能活性化には大変重要なのです。
子供はやたらとあちこち触りますが、触ることでそのものを認識し理解していきます。
危険物や展示物など以外は、できるだけ気が済むまで触らせてあげましょう。
また、日比谷公園には、このような大人向け健康器具もあります。
触覚だけでなく身体全体も刺激してみましょう。
今の自分の体力のなさに改めて気づくことも大切ですよ。
最後に「味覚」です。
緑に囲まれたレストランでの、景色を眺めながらの食事は、幸せホルモン「オキシトシン」が全開で噴出!
料理も格別に美味しく感じられますよね。
こちらは公園内にあるレストラン「松本楼」のカレーライスです。
日比谷公園の開設と同時にオープンした歴史あるレストランのカレーは、もうそれだけで美味しいのに、緑を眺めながら食べれば、さらに美味しさが倍増します。
今まで食べたカレーの中で、おうちカレーに次ぐ美味しさでした。
(やはり一番は妻が作ってくれるおうちカレーなのです)
食後にレモングラスティーなどをいただけば、もう身体全体がセラピー状態に!
至福のひと時でした。
ガーデンセラピーの基本は自宅ですが、マンションやアパートにお住まいの方や、お庭が狭い方などは、ぜひお近くの公園で植物と触れ合ってみてください。
近くの公園でも、山で森林浴をするのと同じくらいセラピー効果は期待できます。
これからは、神社の他に、寺院や公園など、緑に囲まれた様々なセラピースポットをご紹介してまいりますので、どうぞご期待くださいね。
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」
一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
ビズガーデニング株式会社は日本ガーデンセラピー協会の法人会員です。
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