京都大原三千院でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~
2020年12月09日
みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二です
ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。
今回は、紅葉真っ盛りの11月中旬に訪ねた、京都大原三千院でのセラピー体験をご紹介します。
大原は、浄土信仰の聖地として1000年以上の歴史を誇る場所で、三千院はその大原を代表する寺院です。
50代以上の方なら、すぐに永六輔作詞・いずみたく作曲の「女ひとり」という曲を思い出すでしょう。
「京都大原三千院 恋に疲れた女がひとり・・・」
私もその歌をずっと口ずさみながらこの地を歩きました。
客殿から眺める池泉鑑賞式庭園「聚碧園(しゅうへきえん)」です。
江戸時代の茶人・金森宗和(かなもりそうわ)の修築と伝えられています。
こちらは池泉回遊式庭園「̬有清園(ゆうせいえん)」です。
杉木立の中に広がる苔の大海原と紅葉が有名です。
灯篭と古木の間、苔の上に立つ小さなお地蔵さまがかわいいですね。
園路にはこのような城郭を思わせる石垣もあり、造園に携わる者としては見どころいっぱいの寺院なのです。
しかし、私にとって三千院の最大の見どころは園内各所にある手水鉢(ちょうずばち)や小川の水音です。
それぞれ形も音色も違いますので、ぜひ聴き比べてみてください。
水の音を聴きながら庭や木々の美しさを鑑賞する。
まさにガーデンセラピーそのものです。
三千院を訪れた際には、ぜひ耳もすまして様々な音を聴いてみてくださいね。
神社仏閣でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。
*視野いっぱいの緑がストレスホルモンを低減させる
*水の音・野鳥の声・砂利の参道を歩く音などがストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドが血圧を正常化させ免疫力を高める
*歩くことで適度な運動になる
*素晴らしい景色や道端の花・虫など、驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*歴史や文化、芸術的建築物や美術品などに触れることで、脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。
緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」
一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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