白石城跡散策でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~

2021年01月13日

みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。

今回は、2020年の秋に訪れた、宮城県白石市にある続日本100名城「白石城跡(しろいしじょうせき)」でのセラピー体験をご紹介します!

白石城は、資料が非常に乏しいため、いつ誰が造ったのか詳しいことは分かっていません。
中世の頃は白石氏の居城だったといわれていますが、戦国時代には城主が変遷し、江戸時代には仙台藩家臣の片倉氏が城主になったと伝えられています。

江戸時代は一国一城制が敷かれていました。
仙台藩には仙台城がありましたが、伊達家は徳川家と親密な関係だったからでしょうか。
例外的に白石城は仙台藩の二つ目の城として認められていました。

明治時代に城は取り壊され、しばらく公園となっていましたが、NHKの大河ドラマ「独眼竜正宗」の放送をきっかけに復元の機運が高まり、白石市によって平成7年に三階櫓、大手門、土塀が完成しました。

江戸時代の本丸はこんな感じだったそうですが、

現在は広々とした砂利と芝生地になっています。
諸行無常の響きがしますね。

ガーデンセラピー的には、この広い芝生が貴重と言えます。
ここでゴロンと横になるだけで、血圧が正常値に戻り、唾液中のストレスホルモンも低減します。

よく見ると、芝生というよりは雑草がかなり混ざった「草っぱら」ですね。
逆にこの方が様々な薬効成分を吸入することができるので、健康的には良いのではないかと思います。
自宅の芝生も、芝100%の方が見た目には美しいですが、雑草が混ざっていてもセラピー的にはOKなのです。
あまり管理をがんばりすぎない芝生でいいのです。
ラクにいきましょう!

城跡に神社はつきものですね。
こちらは平安時代、坂上田村麻呂の創祀と伝わる神明社です。
祭神は天照皇大神で、武運長久を願う多くの武将に崇拝されてきました。

鳥居をくぐると、心が引き締まって良い気が身体をめぐる感じがしてきます。
周辺の樹木たちのパワーもいただいて、なんだか元気が出てきます。

長引くコロナ禍により、あまり遠出ができない状況が続いていますが、地元に城跡があれば、ぜひそこで心と身体をリフレッシュしてみてください。

緑や水のある場所でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。

*視野いっぱいの緑がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドが血圧を正常化させ免疫力を高める
*歩くことで適度な運動になる
*道端の花や虫など、小さな驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*その地域の歴史や文化や自然に触れ学ぶことで、脳が活性化される
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。

緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?

 

「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」

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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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