愛犬と暮らす庭づくり ～ガーデンデザイン・アイデア～
2015年02月15日
さて前回まで、どんな庭が犬にとって良い庭なのか、また何に注意するべきなのか、などをお伝えしてきました。
今回はそれを踏まえて、もう少し具体的に「犬」「人」「共生」それぞれの立場からどのような庭を作ればよいのかをデザイン・アイデアとしてまとめてみました。
これら全てを網羅することは難しいですが、人も犬も快適に生活するためのヒントとしてご覧ください。
「犬の庭・人の庭・共生の庭」
ガーデンデザイン・アイデア
犬の庭
犬の行動（運動・咬む・穴掘り・糞尿・吠え）を考慮します。
①五感覚器を楽しませる工夫の庭
②犬種特性や犬のサイズにあった庭
③犬種の原産地の自然環境を考慮した庭
④有害な植物・病害虫の被害にあわない庭
⑤犬の行動が美しく見える庭
⑥犬の健康にいい植物や土のある庭
⑦四季の変化、気象の変化に合わせ、犬が心地よい場所を選択できる庭
⑧犬が自由に走り回れる庭
⑨犬の肉球に優しい庭
⑩無農薬の安全な庭
人の庭
人の行動（眺める・植える・撒く・刈る・切る・施肥・消毒・散水）を考慮します。
①犬の入れない工夫のある庭
②犬に届かない工夫のある庭
③日当たりがよく、草花が生育する庭
④庭園として美しく見える庭
共生の庭
人と犬の行動（散歩・遊び・休憩）考慮します。
①人と犬が一緒にいて、互いに快適な環境条件が備わった庭
②人と犬が一緒に遊べるスペースや道具、設備がある庭
③人と犬にとって有害な植物がない庭
④犬の踏み荒らしにも丈夫な庭
⑤犬の糞尿対策を考慮した庭
愛犬家のみなさんや、これからペットを飼おうとお考えのみなさん、お庭工事を依頼する際のご参考に、また、チェックリストとしてもご活用くださいね！
次回は「ペットのストレス」について更新します。是非ご覧ください。
参考文献：上野博昭著 ペットガーデン命を育む庭づくり
今までの記事です↓↓↓
第１回 「愛犬と暮らすということ」
第２回 「ペットガーデンと愛犬の成長」
第３回 「愛犬の成長＆犬にとっての名庭とは？」
第４回 「ペットガーデンをデザインする その１」
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