人混みを避けてGO TO セラピー! 鳴子峡散策でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~

2021年01月21日

みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。

今回は、2020年の秋に訪れた、宮城県大崎市にある「鳴子峡(なるこきょう)」でのセラピー体験をご紹介します!

鳴子峡は、北上川水系の大谷川が、白色の凝灰岩台地を侵食してできた峡谷です。

深さは80~100m、狭いところでは幅10mほどの典型的なV字谷が、長さ4~6キロも続いています。

奇岩怪石が連なり、断崖絶壁と渓流が織りなす景色は大変美しく、昭和36年に宮城県の名勝に指定されました。

崖の上にはレストハウスがあり、そこから100m下の川まで遊歩道が整備されているので、誰でもカンタンに降りることができます。

崖の壁面からは所々でちょろちょろと水が浸みだして、心地よい音が響いていました。

<ちょろちょろと浸みだす水の音>

谷底では、清流のさわやかな水音が断崖絶壁の奇岩怪石に響き渡り、はるか上空には不思議な形の雲と透明感あふれる青空がのしかかってくるように広がり、まるで異次元の世界に迷い込んだような錯覚に陥ってしまいました。

<谷底からの眺めと清流の音1>

<谷底からの眺めと清流の音2>

川の水が岩石をこれだけ削るのに、いったいどれぐらいの年数がかかったのでしょうか?
大自然のパワーと果てしない時間の流れに圧倒されてしまいます。

さてさて、誰でもカンタンに降りることができたこの道。
案の定、上りはかなりきつかった!
レストハウスに戻ったときには膝がガクガクになっていました(笑)。
でもとても良い運動になりました!

蛇足ですが、レストハウスに戻ってトイレに行き、チャックを開けていざ、というその時、便器の中で何かがゴソゴソ動くではありませんか!
巨大なクモです!!!
でも、もう時は遅し。一度発射モードになってしまったものは、途中でやめるわけにはいきません(笑)。
かわいそうなことをしてしまいましたが、それでも元気で良かったです。
みなさん、自然豊かな場所のトイレは、よくチェックしてから使いましょう(笑)。

鳴子峡は景勝地だけでなく、歴史の地でもあります。
鎌倉時代、まだ「もののけ」が山を支配していたころ、源義経一行がこの地を通った際に、家来が天狗に宙吊りにされてしまいました。
そこで義経が天狗を討ち、常陸坊海尊が術をもって天狗を石に変え、その石を弁慶が谷に投げ落としたという伝説が残っています。
その後、戦国時代末期には街道が整備され、江戸時代には仙台藩(宮城県)と新庄藩(山形県)を結ぶ重要な交通路として、多くの人や物が行き交いました。

以前このブログで紹介しましたが、松尾芭蕉も江戸時代にここを通り、「おくのほそ道」に書き残しています。

長引くコロナ禍によりあまり遠出ができない状況が続いていますが、自由に行き来できるようになったら、ぜひ新緑と紅葉の時期に、ここで心と身体をリフレッシュしてみてください。

緑や水のある場所でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。

*視野いっぱいの緑がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドが血圧を正常化させ免疫力を高める
*歩くことで適度な運動になる
*道端の花や虫など、小さな驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*その地域の歴史や文化や自然に触れ学ぶことで、脳が活性化される
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。

緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?

 

「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」

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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、
学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
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