人混みを避けて身近な埼玉の滝でセラピー体験! ~ガーデンセラピー応用編~
2022年07月25日
みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二です
ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。
今回は人混みを避けて身近で気軽に行ける埼玉県内の滝をご紹介します。
実は雨で現場作業が休みになった平日の朝、ふと思い立って取材に行ってきたのです。
雨の日はあまりアウトドアに目が向きませんが、雨の日こそ、滝は水量が増して迫力も増して見ごたえも増すのです。
まずは越生町(おごせまち)にある「黒山三滝(くろやまさんたき)」です。
男滝(おだき)、女滝(めだき)、天狗滝(てんぐだき)の三滝があり、室町時代に山岳宗教である修験道の拠点として開かれ、広く信仰を集めました。
明治時代には滝の美しさが広く知れ渡り、多くの観光客が訪れるようになりました。
そして昭和25年に日本観光百選瀑布の部において入選するほどの景勝地となりました。
現在は、マイカーが普及してより遠方の観光地にも気軽に行けるようになったためか、人は少なく寂しい感じの場所になっています。
無料駐車場から小さな滝をいくつか眺めながら10分ほど歩くと、最初に見えてくるのが天狗滝です。
一番奥に小さく見える滝が落差20mの天狗滝です。
昔は天狗が住んでいたそうです。
滝つぼまで100mとの事なので行ってみたのですが・・・
雨で増水しているため、道や橋がなんと冠水!
残念ながら諦めました。
美しい天狗滝の動画はこちらからどうぞ。
<天狗滝の動画はこちらから>
スマホで撮影し、指でズームをしているので動きがぎこちなくてスミマセン。
更に5分ほど歩くと男滝と女滝が現れました。
上が男滝で落差10m、下の女滝は落差5m。
男女が2段になって美しい姿を作っています。
雨で水量が増し、ものすごい音と水しぶきで、迫力満点!
やはり雨の日に来てよかったです。
続いて「秩父華厳の滝(ちちぶけごんのたき)」です。
華厳の滝と言えば栃木県の日光を思い浮かべますが、実は秩父にもあるのです。
急な坂道ですが、補助者がいれば車いすの方でも見ることができます。
車いすの方は道路から見下ろせますが、こんな感じに見えます。
また大変珍しいことに、ちょうど滝口(滝の落下開始場所)の上に橋が架かっていて、真上から滝口を見下ろすことができるのです。
こんな滝はなかなか無いです。
ちなみにその滝口の橋には不思議な大仏様もいました。
一体どんなご加護を与えてくださる仏様なのでしょうか?
さて、車いすではない方は、脇の遊歩道を通って滝つぼまで行くことができます。
結構狭い道で崖っぷちなので、気を付けながら行くと・・・
こんな素晴らしい光景が待っていました!
落差は13mほどですが、とても美しい姿は日光のそれに勝るとも劣らずということで、同じ名前が付けられたそうです。
緑とマイナスイオンいっぱいのこの空間にただボーッと立っているだけで、心と身体が元気になっていく気がします。
お近くの方はぜひ、できれば雨の日に行ってみてくださいね。
緑や水にあふれる場所でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。
*視野いっぱいの緑や花がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドや香りが血圧を正常化させ免疫力を高める
*適度な運動や日光浴が心身の健康に役立つ
*花や虫など、小さな驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*歴史的建造物や自然の美しい風景に触れることで幸せホルモンオキシトシンが分泌される
などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。
緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?
「ガーデンセラピーとは? その1 ~ガーデンセラピーがめざすもの~」
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「京都の水琴窟(すいきんくつ)聴き比べセラピー体験 その1」
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一般社団法人日本ガーデンセラピー協会は、医学博士、学術博士、大学教授、医療機関院長などが役員・顧問を務め、学術的なエビデンス(根拠)に基づいて活動する組織です。
ビズガーデニング株式会社は日本ガーデンセラピー協会の法人会員です。