人混みを避けてGO TO セラピー 筑波山で絶景と野鳥に癒されてきました ~ガーデンセラピー応用編~

2022年07月29日

みなさんこんにちは! ガーデンセラピーコーディネーター1級の浅野栄二ですアイコン 社長

ガーデンセラピーは基本的には「自宅の庭で植物の力を借りて健康を維持しましょう」という取り組みですが、緑や水の豊かな場所ならどこででもセラピー体験をすることができます。

今回は、絶景・奇岩、緑と野鳥の歌声に癒される、茨城県の筑波山(つくばさん)をご紹介します。
(階段や岩場を歩くため車いすは不可です)

【筑波山ロープウエイ山麓駅の風景】

筑波山は関東平野を一望できる絶景の観光地として昔から人気のあるスポットで、20年ほど前にも子供を連れて遊びに来たことがあります。

【ちょっと怪しいガマガエルの像】

また、ここは「ガマの油売り」発祥の地でもあり、いたるところにガマガエルのオブジェがあります。
「ガマの油売り」って何? という方はウィキペディアやYouTubeで調べてみてくださいね。

【かなり怪しいガマ洞窟の入口】

そしてかなり怪しい「ガマ洞窟」も。
20年前に入ったことがありますが、昭和レトロというか超B級というか手作り感満載というか、当時小1の娘が中で泣きだしたのを覚えています(笑)。
今日は定休日なのか(夏休み中のしかも日曜日ですけど・・)、もう閉鎖したのかわかりませんが、鍵がかかって中には入れませんでした。

【ちょっと怪しい乗り物広場】

筑波山は関東平野を一望できる絶景の観光地として昔から人気のあるスポットなのですが(笑)、
あれ? 人がいません。

【かなり怪しい乗り物たち】

あれあれあれ? 遊具はサビサビでペンキがはがれて埃をかぶっています。
まあ、この寂しい感じがいい味を醸し出しているということで(笑)。
私は好きです。こういう哀愁感。
人混みを避けたいこの時期には最高のスポットです。
夜中に来れば最高の恐怖体験が味わえそうですね(笑)。

【怪しい広場を抜け出しロープウエイで山頂へ】

さて、前置きが長くなりましたが、そんな怪しい広場を抜け出して、これからロープウエイに乗って山頂に向かいます。

【筑波山の案内図】

実は筑波山は一つの山に二つの山頂があります。ちょうど猫の頭と二つの耳のような形です。
今回ロープウエイで登るのは東側の耳「女体山(にょたいさん)」で標高877mです。
ちなみに西側の耳は「男体山(なんたいさん)」で、標高871m、ロープウエイとは別の場所からケーブルカーで登っていきます。

【山頂駅から見た男体山と関東平野】

山頂駅からの眺めです。サイコーです。
筑波山は関東平野を一望できる絶景の観光地として昔から人気のあるスポットなのですが(くどい!)、ご覧のように人はまばらで、セラピー的にはバッチグーです。
写真の右側にある山が男体山です。
女体山から男体山までは歩いて30~40分程度の道のりです。
アップダウンや岩場はありますが、健常者であれば充分往復できると思います。

【山頂駅から見た霞ケ浦と関東平野】

写真の左側には日本で2番目に大きい湖「霞ヶ浦(かすみがうら)」も見えます。

【女体山山頂の岩場】

山頂駅からさらに5分ほど登ると女体山山頂に。
地球がまあるく見えますね。北海道に来たみたいです。

【女体山山頂の岩場に座る勇気ある山ガール】

山頂の岩の上で休憩する若い女の子たち。
岩の下は何十メートルもの崖ですよ。
怖くないんですね。たくましいです。

【天に向かってそびえたつ北斗岩】

女体山には多くの奇岩があり、古くから修験道の行場となっていました。
これは天に向かってそびえ立つ北斗岩(ほくといわ)。
天空に輝く北斗星のように決して動かないことから名づけられました。
隣に寄り添う岩との隙間がトンネルのようになっていて、私でも腰をかがめてくぐり抜けることができます。

【母の胎内くぐり】

巨大な岩を小さな岩がググっと踏ん張って支えている「母の胎内くぐり」。

【母の胎内くぐりの内部】

これも内部がトンネルのようになっています。
くぐり抜ければ罪けがれのない清い心身に立ち返ることができるそうです。
念のため3回くぐっておきました(笑)。

【幻想的な光に浮かび上がる弁慶七戻り】

圧巻はこれ!「弁慶七戻り(べんけいななもどり)」です。
古くから神々の世界と現世を分かつ場所とされてきた石門です。

【今にも落ちそうな巨大な岩】

頭上の岩が今にも落ちそうで、恐れおののいた弁慶が七戻りしたといわれています。
弁慶の時代からずっとこの姿を維持しているんですね。

【岩場の道に咲くユリの花】

岩場の道は太腿がパンパンになるほどきつかったのですが、ユリの花が咲き、うぐいすの他たくさんの野鳥が歌って迎えてくれて、とても気持ちの良いトレッキングでした。

<野鳥の歌声はこちらからどうぞ>

今度はケーブルカーで西側の男体山に登ってみたいです。
登ったらまたここでご紹介しますね。ご期待ください。

 

自然豊かな場所でのセラピー効果は次のようなものが考えられます。

*視野いっぱいの緑や花がストレスホルモンを低減させる
*水の音や野鳥の声がストレスホルモンを低減させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*樹木などから放出されるフィトンチッドや香りが血圧を正常化させ免疫力を高める
*適度な運動や日光浴が心身の健康に役立つ
*花や虫など、小さな驚きや感動が脳を活性化させ幸せホルモンオキシトシンを分泌させる
*歴史的建造物や自然の美しい風景に触れることで幸せホルモンオキシトシンが分泌される

などなど、五感をフルに刺激して心や身体に良いことだらけなのです。
ちなみにオキシトシンは、免疫力アップ、高血圧・認知症・動脈硬化・糖尿病・便秘などの予防・改善効果が認められています。

緑に癒される心地よいひととき、みなさんも体験してみませんか?

 

 

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